第188回NII湘南会議に参加しました

2024/06/06

こんにちは 河口研究室特任助教の片山晋です。 本記事は、2024年5月に神奈川県葉山の湘南国際村で行われた、NII 湘南会議 (NII Shonan Meeting)に参加したレポートになります。

湘南会議とは

湘南会議は国立情報学研究所(NII)が主催し、情報学の研究者が世界中から集まり合宿形式で情報学分野における課題について集中的な議論を行う場です。 この形式は情報学の研究者の間ではよく知られるドイツのダグストゥール会議を模したものであり、毎週のように世界各国から研究者が湘南に集まり開催されているそうです。 第188回となる今回のテーマは「Intelligent Interaction with Autonomous Assistants in the Wild」でした。 この議題に対して4日間に渡り様々な観点から掘り下げました。 ちなみにコロナ禍で3度ほど延期し、今回ようやく開催に至ったようです。 参加者は30名弱で、うち日本人が8名ほどでした。

湘南国際村センターについて

今回の会場である湘南国際村センターは新型コロナウイルス感染症に伴い宿泊療養施設として3年ほど運営されたのち、2023年6月にリニューアルされたそうです。 期間中は1人1部屋が割り当てられるのですが、リニューアルしたこともあり室内はとても綺麗でした。 湘南国際村センター shonankokusai

室内 hotel

湘南国際村からの展望。天気がいいと富士山が見えるそうです。 view

会議について

湘南会議は招待制となっているため詳細は省略しますが、今回のテーマである実環境における自律アシスタントについてグループディスカッション、アセットや知識の共有などを行いました。 私自身も対話システムの研究に強く興味を持っているため、とても充実した時間を過ごすことができました。 また、近年ではChatGPTをはじめとしたLLMが盛んになっており、LLMを扱うことは既にスタンダードとなっておりその先の未来を考えるフェーズに来ているなと改めて感じました。 毎回の休憩や食事、夜の時間には研究者の皆様と雑談をしたり研究の話をしたりと、とても濃密な時間を過ごすことができました。

片山の発表 shinsan

毎晩お酒とおつまみを頂きながら雑談をしました discuss

休憩エリアには歴代の湘南会議の資料や写真が飾られていました history

Excursion(遠足)について

3日目の午後は観光バスを貸し切り、全員で鎌倉の鶴岡八幡宮や報国寺、浄妙寺などを観光しました。地域のボランティアガイドさんが添乗してくださり、英語で鎌倉の歴史などを説明してくださりました。 新緑の季節でとても涼しく、天気も晴れていて気持ちが良かったです。

報国寺 history

浄妙寺 history

枯山水庭園を眺めながらお抹茶 history

Excursion中も活発な議論や交流が行われていました discuss

最後に

英語で丸4日間同じ宿舎にこもって議論することは初めての経験だったので、体力をかなり使いましたがとても貴重な経験となりました。 今回得た知識や人脈を活用して、これからも研究に励みたいと強く思えました。また機会があればぜひ参加したいです。 以上、片山からの湘南会議レポートでした!

今回の投稿内容についてもっと詳しく聞きたい!河口研に興味があります!という方はぜひ見学へいらっしゃって下さい!

学生へのコンタクトは haru☆ucl.nuee.nagoya-u.ac.jp へどうぞ! (☆を@に変えてください)

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